東アジアの超大国は中国で、日本はその周辺にある中等国であり、それが古の東アジアの「常態」―。こんななんともショッキングな記事が『ニューズウィーク』の巻頭を飾りました。
メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、この記事を引きつつ「日本が中等国に戻りつつある理由」について解説するとともに、人口減少社会への対応を見誤った安倍政権について厳しく批判しています。
「日本は今なお先進国だ」と思うのはもはや錯覚?──『ニューズウィーク』が突きつける未来予想図
『ニューズウィーク』8月15・22日合併号のカバー・ストリーは「日本の未来予想図/人口減少2050年の日本」で、巻頭論文「日本を待ち受ける2つの未来」の中で元CIA諜報員(何なんだ? この肩書きは)のグレン・カールがこう書いている。
中国(清朝)がアヘン戦争に敗れた1842年以降の歳月は、中国が歴史上最も弱かった期間であり、日本が一貫して優位に立つ特異な状況が続いた。しかし今後は、大陸中国こそが超大国で、日本は周辺に位置する中等国という1,000年来の力学が復活するだろう。……
地理的制約からは逃れられない。中国は地理的大国で、この30年で人類史上最も目覚ましい発展を遂げ、日本を昔ながらの中規模島国に押し戻した。
なかなか薀蓄深い一文で、第1に、中国が地域の超大国であって日本はその周辺にある中等国であるというのが、1,000年来の東アジアの「常態」であり、従って第2に、日本が優位に立ったのは中国がアヘン戦争に敗れて衰退した1842年以降の175年間だけで、それは長い歴史から見てほんの一時の「特異」な状況だった。そして第3に、最近の30年間を通じてその特異は解消されて常態が戻りつつある、というのである。
東アジア史の真実
日本こそアジアの中で飛び抜けた優等民族であり、だからこそ独りアジアを尻目に先進国となって欧米に伍して列強の仲間入りをしたのだという脱亜論に取り憑かれている日本人にとっては、到底受け入れがたい世界史観、アジア観かもしれないが、
本誌の古い読者ならご存じのように、私はもう10年以上も前からこの説をとってきた。今までに何度も紹介したマディソンの世界主要国パワーバランス変遷図をもう一度お目にかけよう。
紀元1年以降1000年頃までは、第1位のインドと第2位の中国とで世界GDPの何と83~84%ほどを占めている。
明から清にかけての中国は東アジア自由交易圏の中心をなす基軸通貨国として大いに繁栄し、インドを抜いて世界ナンバーワンに躍り出るが、その富を狙って英国はじめ西欧が東インド会社を出城にしてマラッカからマカオ・香港へと進出して何もかも奪い尽くし、ついにはアヘン戦争まで仕掛けて中国を滅亡に追い込む。
中国がどん底まで墜ちたのは1949年の人民共和国建国でようやく日本の侵略と蒋介石との内戦という地獄の苦しみから抜け出した1950年頃のことで、逆にその時に米国はピークを迎えている。
日本は、アヘン戦争で敗れた中国を蔑視してそこから対中優越意識を芽生えさせてきたのは事実であるけれども、実体的に経済体力が中国を上回ったのは、1960年代から2000年代までの約50年間だけである。
習近平の謳い文句は「偉大なる中国の復活」で、それを聞くと多くの日本人は、「何を生意気なことを言ってるんだ、どうしようもない遅れた発展途上国のくせに」とせせら笑うのだけれども、
カールの言い方では「1,000年来の力学」、マディソンの図で言えば2,000年──しかしこの図はさらに左側に紀元前1500~2500年の夏や殷の黄河文明やインダス文明にまで遡ることもできるので4,000年──のアジア史の「常態」は、疑いもなく中国が中心国で日本は周辺国、中国が大国で日本は中等国(ミドルパワー)なのである。
これが東アジア史の日本にとってのまことに不都合な真実である。
人口減少という抗い難いトレンド
なぜ日本は中等国に戻って行くのか。答えはシンプルで、人口減少のせいである。
http://news.livedoor.com/article/detail/13502723/
(>>2以降に続く)
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>>1
センセー、超大国中国様が落ち目の小日本にAIIBに入れだのもっと投資しろだの日系企業撤退は止めてくれだの鬱陶しいんですが
どーしたらいいんすかー?
>>1
独裁国家が周辺国を脅すのが世界の流れか?
お前だろ、人類の進歩に対する抵抗威力は
>>1
独裁国家が周辺国を脅すのが世界の流れか?
お前だろ、人類の進歩に対する抵抗勢力は
>>1
出生率
2005年 1.2あたり
2016年 1.4あたり
たった10年でかなり回復しているわけだがwww
まともな少子化対策してないのに出生率アップ = 人口増やせる証明(´・ω・`)
>>1
高野、まだ自称ジャーナリストで食っていたのか。
朝生にすら呼ばれなくなったというのに。
がんばるねぇ。
>>1
コイツにはソビエト崩壊で周辺国がこぞって逃げ出した
理由は永久に理解できない
>>1
で?
>>1
清国のかつての最大版図を超える勢いで周辺国を侵略してますよ中国は
>>1
高野孟 ── しょせん、早稲田大学文学部卒のアタマか。
まあ、中国は、現在の「共産主義独裁」のままでは、いかなる大国にもなり得ないことは、もう政治学者の通説だぜ。
たとえば中国は、戦後数十年の間、いかなる発展も見せなかった。一方の日本は、急復興・急成長していたにも関わらずである。
当時の中国は「人民服と自転車」で象徴されれ、ちょうど、現在のブラジルやインドのような完全な途上国である。
その状態が永遠に続くだろうと見なされていたところに、
突如、鄧小平が「外資の国内導入」を決定し、それにより、中国の経済は急成長したのである。
したがって、現在、その外資が中国脱出の流れにある中で、
もはや中国は自力で経済成長はできないだろう。元の「人民服と自転車」に戻るのは間違いない。
現在の中国が中国史上最大の国力旺盛の時期というが、その中国でさえ、現在の「先進7カ国」に列席できていないのである。
中国の人口の多さが、中国の優越性のように高野孟は語っているが、
アヘン戦争当時の清国の人口は3億8千万人。それに対して清を蹂躙したイギリスの人口はわずか1400万人だったのである。
>>1
オイ書いたの誰だこれ
>蘊蓄深い
こんな表現無ぇよ 「含蓄深い」とは言うけどな
日本語を勝手に創造するんじゃねー
>>1この手の人たちって訳のわからない安倍たたきをするよね。
現状を把握するための時系列を点でしか観れない。90年代から2000年代そして10年代を線で考えないと。
だから不審がられて信用されないんだよね。反論されるとネトウヨとかいう。
>さて、この『ニューズウィーク』特集の論調は、鳩山由起夫が6月に上梓した『脱・大日本主義』(平凡社新書)とピッタリと一致する。この特集は鳩山の本を下地にして組まれたのではないかと思えるほどである。
つまりルーピーレベル
>>15
要するにルーピーの黒幕が書いたって事だろ
高野がコラムできるなら、そろばん7級の俺でも書けそうだ。
>>29
そーなのか?
んじゃ俺も書けるな(´・ω・`)
高野孟は父親の代からの筋金入りの共産主義者だからな
日本が中国の属国になったら良いと思い込んでいる
>>30
そうなったら真っ先に消されるのはシンパや売国奴なんだけど
こいつらそれを理解してないよね
*みたい
人口減なんて一人っ子やった中国の方がエライことになるし、社会保障も整備されてない
日本もこれからヒドイのは間違いないけど、輪をかけてヒドい状況の中国には目を瞑るってのは、プロパガンダにしても低質
誰も首肯しないよ、こんなん
>>43
というか中国は人口を減らさなきゃいけない
10億人以上と多すぎて環境悪化や資源浪費で問題になってる
中国国内の観光地も人来すぎて荒れまくり問題がある(´・ω・`)
クールジャパンも10年後にはクールチャイナって言われてるよ。
日本は少子高齢化、中国は日本をパクって著しく洗練されるからね
まあ楽しめ
>>68
日本以上の少子高齢化の支那がなんだって?
他国から必死にパクったモノも、辺境から無教養なやつらが流れ込んできたら終わりじゃん
日本が落ち目なのは誰の目にも明らかだし、一方の中国が誰の目にも好調なのが明らか
中国は5年ごとに給料が2倍になってるけど、日本は年収が減り続けてるもんね
日本の製造業もほぼ壊滅状態だし
>>72
だからと言って、「中華人民共和国:日本州」にならなきゃいかん訳でも無いって言う
この辺がもうなんかおかしい
>>72
ドイツ銀行危機の煽りの上海市場暴落以降失業率が増え続けてるんだけど?
>>83
2003年から横ばいですけど
>>91
共産党発表で横ばいならボロボロだろ
>>72
日本がバブルの時の日本対欧米諸国の対比もそんな感じだった
しかしこいつら支那マンセーするけど、に支那に移住するやつが皆無ってどーゆう事よ?
>>76
左翼ほど国産に拘って外国産食べなかったりするし
>>80
つまり最悪の甘えん坊つーことですね。
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